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「本場では・・・」といったことをよく耳にします。 「本場」のやり方が正しく、そうでないものは間違っている、とカタチを気にすることがよくあります。 そんな言葉を耳にする度に、自分達ニッポン人はカタチ好きな人たちなんだなぁと感じます。 食事をすることについてもそう。テーブルマナーというと、とかく食べ方の「カタチ」を言っていることが多いと思います。 肉には赤ワインを飲んで、魚には白ワインを飲むっていうのは誰かが決めたルールなんでしょうか? 以前、レストランで知人と食事をしている時に、「アメリカでは料理を食べるときに、パンをスープに付けて食べたりしないよ」、と注意?、指摘?されたことがあります。でも私のスペインの友人たちはパンをスープに付けて食べることが大好きです。 ヨー ロッパの人って(自分の知っている限りだけれど)、食べ方なんて本当に様々で、思い思い。友人と日本食レストランに食事に行くと、ナイフとフォークでフツーにご飯を食べるし。もちろん箸も置いてあるのだけど、そんなの気にしない。好きなように食べればいいと思っている。 日本でイタリア料理のレストランなど行けば、ほとんどがナイフとフォークが置いてあって、ちゃんと食べないと「変な眼で見られる」とか思ってきちんと(笑)フォークとナイフで食べてる。 ホントに大事だと思うのは「カタチ」じゃなくて、「好きか嫌いか」、「自分が心地いいかどうか」。 『好きだと思ったこと』、『これが自分のスタイルだと思ったこと』をすれば良いはずです。 家づくりも同じ。 『一般的には?』、『他の人は?』なんて気にせず、自分の『こうありたい』をカタチにすればいいと思います。 (平田 広幸)

自分軸をみつける   20代でアメリカのフィラデルフィアに住んでいたころ、いろんな国からやってきた人たちと友達になりました。  イタリア、スペイン、イギリス、ポルトガル、 フランス、ギリシャ、トルコ、ノルウェー、スイス、ブラジル、メキシコ、コロンビア、ベネズエラ…。中でもスペインからの友達が一番多かったんですね。  モノの考え方や、捉え方がスゴイ違うのだけれど、でも何故かとても共感でき、馴染めたのです。  凄く「イイな」って思える部分があって、それは誰もが自分軸を持っているところ。  皆、友達同士なのだけど、全員が違う自分軸を持っている。そしてそれを少しも隠さない。だから当然衝突することもあります。  でも、それはただ単にそれぞれの自分軸が違うだけ。そして違うからこそ「面白い奴だ」、となる。  だから安心して互いが衝突することができるんですね。  ところが日本にいると「あいつは変な奴だ」とか「自分とは違う奴だ」、「わがまま」とかと扱われがちです。  衝突するたびにそんな風に思われたら、怖くて衝突できなくなってしまいますね。  けれど日本はそういう社会なんです。   日本人は人の集まりを乱さないために、自分軸を少し後ろに隠し、和を乱していないように見えます。自分のことを言わなくても相手は察してくれるし、こちら も相手が言わずとも察してあげようとしようとする。だから日本では集団行動を行うときはとてもスムーズに働くのだと思います。  こんな風に、ある側面ではいい社会でもあると思うんです。  サッカーの代表選手のことを言う時も、とかく日本の選手はチームプレイが上手いと言われたりしますね。  反面、個々の主張がないと言われるのは、こういうことだと思います。  でも、こういうことって集団の和を乱さないメリットの代わりに、個人個人の個性を封印し、自分軸を持てない人を増やしているのではないかと感じずにいられません。  そして自分軸を持てないために、人間関係や、仕事への価値観に悩んでいる人が多い理由はこんなところにあるのです。  自分の知っている範囲だけど、ヨーロッパではこんな感じで人間関係に苦しんだり、悩みを持っている人がいません。  自分を隠さなくても大丈夫な社会なのです。  誰もが本当は自分軸を持って生まれてきていて、誰もが価値ある人間なのに、小さい子供のころから、廻りに気遣い、和すことを教わって育ってしまう。  だから大きくなる頃は自分軸を封印し、外に出さない人になってしまう。  これは自分を抑えていることに他ならないです。  家づくりをする際に、一番最初にするべきこと、『それが自分軸を見つける』です。  コーチングを使い家づくりを通じて、住む人の自分軸を発見して、『固定観念や常識とからの捉われ』からもっともっと自由になれると良いなと思います。  自分は素のままで良いのだ、って。 (平田 広幸)

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