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「自分」を客観視するには?

前回のブログでは、

家づくりには「自分軸」を見つめる必要があり、そのためには

①.「自分」を人生の時間軸の中で客観的に捉える

②.価値観や考え方は、変化したり、ある程度ぶれるものだと理解する

必要がある、と書きました。

 

今回は、①について。

「自分」を人生の時間軸の中で客観的に捉える、を少しだけ詳しく考えてみます。

 

「今現在のわたし」が採用している、考え方、行動、嗜好、などは、たとえば10年くらい前と比べてみて、変わったところもあれば、ほとんど変わっていないところもあります。

 

一般的に、人生観に影響を与えるようなライフイベントを経験することによって大きく変化することは当然あるでしょうし、親族、友人、恋人、メンターなどからの言葉にインスパイヤーされることもあると思います。読書からの影響も小さくないかもしれません。

 

わたしたちは上記のように、普段の生活の中で起きる外的要因によって「明らかに変化する」場合もあれば、何気ない行動や生活習慣、環境の小さな変化によって、無意識、無自覚的に「ごく微量に変化し続けている」可能性もあると考えられます。

もちろん、「変化」というものは明確に上記2通りに分けられるものではなく、その間には無限のグラデーションが広がっているはずです。

 

「変化」が小さければ小さいほど、その時々においては自覚することは難しく、仮に他人から指摘されたとしても、「そうかなぁ?」といった具合に、ピンとこないことのほうが多いかもしれません。

きっとそんなものなんだと思います。

ある程度の時間をおいて人生を振り返った時に、初めて「そういえばここは少し変わった」と理解されるようなものなのでしょう。

つまり、わたしたちは意識的に長いスパンで自分を見つめようとしない限り、自身に起こっている変化(及び変化していない部分)を自覚することが難しいのではないか、という至極当然の指摘なのです。

 

ところで、家というものは、相当な時間を共に過ごすことになる大変高額なハードウエアになります。

そんな家づくりにおいて、「今現在のわたし」だけにものごとを判断させるのは、結構なリスクをかかえることになりかねません。その理由が、この「変化」に対する自覚の薄さなのです。

 

「変化」はおそらく現在進行形でわたしたちの身に例外なく起こっていて、これから先の人生でもスピードの違いはあったとしても、けっして止まることはないのでしょう。そう考えておくほうが合理的です。

 

このような「自分の変化」を正確に捉え、理解や予測することは確かに難しいかもしれません。でも、人生を客観的に振り返ることで、長いスパンで見つめることによって、いくつかの「傾向」は掴めるのではないか、と考えています。

 

それが今回のテーマ:「自分」を人生の時間軸の中で客観的に捉える

 

ということになるのです。

「自分軸」を見つめるにあたっては欠かせないテーマのひとつ、と考えています。

 

では、次回の②もお楽しみに!
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