今どきは、ちょっとネットを検索すると、さまざまなサイトで「失敗しない家づくり」、
「満足できる注文住宅を手に入れる方法」といった情報を見付けることが出来ます。
実際それらサイトのいくつかを訪ねてみると、コンテンツがそれぞれ非常によく考えられていて、感心します。
建て主にとって有益な情報を丁寧に解説し、必要な知識が得られるようによく考えられています。
実際に家を建てようとか、購入しようとした場合、「失敗したくない」と考えるのは誰しも同じでしょう。
なので、これらの情報に接すると、いかにも「自分のために書かれたコンテンツだ」と思ってしまうのも無理はないと思います。
確かに、知らないよりは知っていたほうが良い知識が、これらのサイト、或いは本によって身に着くことは疑わないのですが、
家づくりに関してもっとも重視しなければならないものは、決して入手することはできないことに注意を払っておく必要があります。
「もっとも重視しなければならないもの」、それがタイトルのとおり「自分軸」というものです。
「あなたの自分軸は〇〇です」
などと占いのように言い当ててくれるサイトは、私の知る限り(笑)、存在しません。
つまり、「自分軸」に関する情報入手は、決してアウトソーシングできないものなのです。
それは、自分の中にしか「自分軸」が無い、という当然の事実ゆえ自明のことです。
では、「自分軸」とは一体何なのでしょうか?
それには、次のことを考える必要があると思っています。
①.今の「自分」というものを、人生の時間軸の中で客観的に捉える。
②.価値観や考え方は、変化したり、ある程度ぶれるものだと理解する。
この2つを考えずして、「自分軸」を理解することはなかなか難しいのではないでしょうか。
ちょっと難解かもしれませんが、次回以降はこれらを説明してみたいと思います。
では、次回をお楽しみに!